「地気図」とは、地下で起きている異常な現象を地図上に現し、地殻の活動状況を可視化するシステム。天気予報のように、一定程度の資格者がメディアを通じて説明できる情報を目的とする。地気図をプラットフォームに地殻変動・地震長期予測データ・その他の情報も組み入れ精度を上げる。地震や火山の噴火の場合、数日前(4〜5日)から異常が発生し、警報発信が可能に。
地気図の活用方法として、中長期地震予報による数日前から1週間前の予報に伴い、備えるべき対策をスマホ等のデバイスを通じて民間にアナウンスするサービスを考える。例えば、1週間前であれば、緊急避難所、地域避難所、広域避難所等の確認、また避難道具の確認、家具等の倒壊防止、家族同士の連絡方法の確認等を誘導し、被災直後には通電火災を防ぐ為のブレーカー等の遮断、ガス栓の締めを誘導。また津波等の危険がある場合には到達時間と津波高を警報し、カウントダウンで早急に高所への避難をプログラムが自動判断してスマホ等に表示し、避難を誘導する。
地気図の活用分野として、市区町村などの自治体、学校、予備校、スタジアム等の巨大スポーツ施設、ショッピングモールやデパート等の人が多く集まる施設等への中長期避難誘導計画、避難訓練計画、また誘導員の訓練計画等に役立てる事が出来る。
© Organization for Development of Resilient Communities ( ODRC ) All rights reserved.